椎間板ヘルニアの原因と治療方法
治療ブログ
指を曲げたり伸ばしたりすると痛い!!
指を曲げたり伸ばしたりすると痛い!!
今回は指の症状で皆様も良く耳にする「腱鞘炎」についてお話致します
腱と腱を覆う腱鞘がこすれて炎症が起こる病気です。 手や指には、手指を曲げたり伸ばしたりする腱というズジがあります。その腱の関節付近には管状のトンネルのような腱鞘というものがあり、指を曲げたり伸ばしたりするときに浮き上がらないように押さえつけ、指がスムーズに曲げ伸ばししやすくしています。その腱鞘と腱との間に何らかのストレスが加わり炎症が起きて指を曲げたり伸ばしたりしたときに痛みが生じることを「腱鞘炎」といいます。腱鞘炎は、腱鞘のあるところならどこの部位でも起こりえる可能性はありますが発症頻度が高いのは手指です。手指の場合は利き手に起こることが多く特に親指に最も多く発症します。
炎症が起こると「指をうまく動かせない、動かすと痛む、指が腫れる」といった症状がでてきます。その他に指を曲げ伸ばしすると引っかかる感じがするという症状もみられますが、その場合は「バネ指」という症状になります。同様に親指の付け根の甲側に痛みが出る症状は「ド・ケルバン病」といいます。
腱鞘炎の原因になるのはまず使い過ぎによるものですが、その背景には手首の骨のズレや肩関節や姿勢の悪さからおこることもしばしばあります。そういったズレや使い方の悪さなどから手指を頻繁に使うほど腱と腱鞘がこすれる機会が増えて発症しやすくなります。 ゴルフやテニス、野球のように手や指に力の加わるスポーツのしすぎも原因になります。
そのほか、結核や細菌による感染症、慢性関節リウマチといった病気が原因で腱鞘炎がおこることもあります。 腱鞘炎は女性に多い病気ですがその原因の一つに更年期や妊娠、出産により女性ホルモンが乱れ手指に浮腫みをきたし発症することもあります。
腱鞘炎がある場合には結核や細菌による感染症、慢性関節リウマチなどによるものではないかの診断が大切になります。そのため全身の発熱や患部の発熱、関節の痛み、結核や慢性関節リウマチの既往歴などの問診も大切になります。
手術療法…保存療法で聞かない場合で患者さんが早期治療を望まれる場合には手術が行われます。患部に局所麻酔をかけ切開が行われます。腱と腱鞘がこすれないように腱鞘を切り開きます。手術後は癒着が起こりやすい場所なのでリハビリが重要になります。
保存療法…病院では非ステロイド性消炎鎮痛薬(軟膏、湿布、内服薬、注射など)が用いられ患部の安静を図ります
当院では、腱鞘炎を起こしている筋肉、腱、腱鞘どのような体の歪みや骨のズレが起きてストレスがかかっているかを検出し局所だけではなく体全体を診て施術していきます。
1. まず炎症を起こしている患部のアイシング、
2. 筋、腱に対して痛みを早く除去する為に複合電気療法や超音波なども用いて炎症の早期回復を図ります。
3. 体の歪みを調整します。
腱鞘炎の超音波治療
なぜ、手指の腱鞘炎なのに全身の歪みから診て施術するかといいますと、腱鞘炎を引き起こす一番の原因は体、骨の歪みにより腱や腱鞘にストレスをかけていること、そして何より再発しない状態までが本当の治療だからです。たくさん冷やしたり、患部をサポーターなどで固定したり、注射したりなどをしっかり行えば痛みは引きますが、また日常で手指を多く使うとすぐに再発に繋がります。 当院ではそういった再発を起こさない状態までに施術をしてまいります。注射をして痛みが一時的にひいている方や、注射したけど痛みが変わらない方、なかなか良くならない方など当院にぜひご相談ください。患者様の本当の原因となる悪い場所の施術を行うことで痛みは改善されていきます!!