椎間板ヘルニアの原因と治療方法
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椎間板ヘルニアの原因と治療方法
椎間板ヘルニアの原因と治療方法
日本人の約3分の1が抱えていると言われている「腰痛」 厚生労働省の悩み調査によると、腰痛は男性で第1位、女性で第2位と高い割合を占めています。 現在、この世の中様々な治療法が存在しているにも関わらずなぜ腰痛人口が減らないのでしょう?? 一つの大きな理由として、「腰痛といっても様々なタイプがあり、そのタイプ分けが適切に行えておらず効果的な対処が行われていないから」ということがあげられます。今回は皆様がお困りの腰痛やギックリ腰についてご紹介させていただきます。
腰痛の原因と治療方法
1.腰痛の種類 腰痛には簡単にあげてみても幾つもの種類があります。
上記の種類が代表されるものでしょうか。 このように腰痛とは、筋肉が原因で起こるもの、骨が原因で起こるもの、内臓疾患によって起こるものと様々です。 ぎっくり腰は「魔女の一撃」とも呼ばれ突然、腰部に疼痛や激痛が起きることの総称であり急性腰痛症のことを言います。
その中でも今回は皆様も良く聞くことがある「腰椎椎間板ヘルニア」についてご紹介します。腰部は腰椎という腰骨(5個)と骨盤から構成されております。骨盤は真ん中に仙骨、左右に腸骨という骨で構成され脊椎の土台を作っています。そして腰椎と腰椎との間には椎間板という軟骨があり腰椎同志の衝撃吸収、安定性の保持をする役割があります。この椎間板は中心部にゼリー状の「髄核」があり、その周囲を「線維輪」という丈夫な組織で覆われた木材の年輪構造のようになっております。椎間板に強い圧力や弾力性の低下などの様々な原因、要因で損傷し中心部のゼリー状の髄核が飛び出した状態を腰椎椎間板ヘルニアといいます。 また髄核が飛び出さず椎間板が膨らんで周囲の神経を刺激することもあります。
ヘルニアとは、「脱出」という意味を示しますが髄核が飛び出す「脱出型」と一部が膨らむ「膨隆型」に分類されます。腰椎椎間板ヘルニアの代表的な症状は激しい腰、脚の痛み、坐骨神経痛です。 このように腰椎椎間板ヘルニアとは椎間板の内圧が高くなり中心部の髄核が飛び出し神経を圧迫し神経痛や激痛が起こりますが、この内圧は姿勢や腰椎のズレ、股関節・骨盤の連動性により高くなります。
画像診断(レントゲンとMRI診断)が一般的です。 レントゲン検査は骨の状態は分かりますが、椎間板や神経の圧迫度合いなどの細かい情報は得られません。MRI検査はどれくらいヘルニアなのか、どの程度の神経の圧迫度合なのかなどの細かい情報が得られます。外科的手術…背中より切開して行う「後方手術」が一般的で脱出しているヘルニアを摘出する術式です。 その他最近では患者さんの負担の少ない「経皮的髄核摘出術」「顕微鏡下手術」「内視鏡下手術」「レーザー手術」などありますが、ヘルニアの程度により術式は異なります。 脚のしびれが強かったり、筋力が極端に低下し細くなっていたり、肛門周囲にしびれがあったり、膀胱直腸の障害で排便・排尿が困難などの症状が出現しているときには手術適応になります。
かつては外科的に取り除かないと良くならないと言われていましたがMRI検査や医学の発展によりヘルニアが自己の細胞によって吸収されるケースが多くあることがわかってきたのです。 保存療法を行いながら経過観察をしていくことがすすめられております。一般的な保存療法として安静、薬物療法、腰椎コルセットの装着、牽引療法、神経ブロック療法などがあります。
上記のように外科的な処置、保存療法での処置を理解し適切な処置をしていくことが大切です。 ほとんどの方はヘルニアを起こす背景としては腰椎のズレや股関節の可動域低下より身体を曲げたりしたときの椎間板への負担の増加、筋力のアンバランスにより腰の安定性の欠如などが背景としての原因となることも多々あります。 がもう旭町整骨院では整形外科テスト法や筋力テスト、可動域検査など様々な徒手検査方法を用いて症状を特定しマッケンジー療法などを用いて施術をおこなっていきます。 マッケンジー療法とはニュジーランドの理学療法士が考案した椎間板ヘルニアを含む椎間板損傷による腰痛や姿勢不良や関節機能不全に対して効果を上げている運動療法です。 その他に当院では様々な手技療法を併用することで効果をより上げております。 お悩みの方は一度ご相談ください。