椎間板ヘルニアの原因と治療方法
治療ブログ
怖い足首の捻挫の後遺症!
怖い足首の捻挫の後遺症!
今日は足首の捻挫について書いていきたいと思います。 足首の捻挫は、日常生活でもよくあることなので、軽い捻挫など治療せずにほっといていることが多いと思います。しかし、それにより色々な問題が体に今後起きてしまう可能性がある事を知っていただき、ほっとけば治ると思わずにしっかりと治療してください。
足首の捻挫は足首を内側(内反)に捻り足首を伸ばした(底屈)の状態で地面に着いてしまい体重がかかり痛めることが大半です(内反捻挫)。スポーツでの切り返しやジャンプ後の着地で人の足に乗ってしまいなる事が多かったり、段差を踏み外したり、女性ではハイヒールなど踵が高い靴などで捻ってしまう事が多いです。
・足首を動かすと痛む。
・体重をかけると痛い。
・内出血による腫れ 熱感
捻挫とは、関節が強い力で捻じられることで、関節を保護する 靭帯*や関節包**が引き伸ばされ断裂を起こしてしまいます。この時血管も損傷し腫れや内出血が起きます。足首の関節を動かす腓骨筋、前脛骨筋の筋力低下も起こします。 重度の場合、靭帯が引き伸ばされた力により剥がれてしまい骨折(剥離骨折)を起こす場合もあります。 痛めてからほったらかしにしていても日が経てば腫れや内出血、痛みは減りますが靭帯の損傷や下腿の筋力低下は元に戻りません。そのままにしておくと足関節が不安定になり捻挫しやすくなります。それが捻挫癖の原因です。また長時間の歩行での痛みが出たり、足関節の不安定により歩行バランスが悪くなり必要以上にお尻、太ももの筋肉に負担がかかり腰痛の原因になります。
*(前距腓靭帯、踵腓靭帯、外側距踵靭帯、脛腓靭帯)
**関節を覆い保護する袋
1. 腫れや内出血の状態や足関節の可動域、運動痛、靭帯の損傷程度などをしっかり診断します。
2. 超音波治療や複合電気治療器を使い腫れや痛みの治療をしていきます。鍼も有効です。腫れを少なくすることが今後の経過を良くします
3. 捻挫の度合いにより、固定具や包帯、テーピングを使い固定をしていきます。
4. 数回の治療で痛みや腫れが無くなってきたら下腿の筋肉を中心に運動指導を行います
5. 筋肉の筋力が戻り関節の柔軟性が回復し、バランス感覚などの神経機能も戻ったら治療が終了です。
ポイントは、 動かしても痛くない、柔軟性が回復する、筋力が回復する、神経機能が回復する!です
足 関節捻挫は、早期のしっかりとした診断治療が早期回復につながります。特に競技者は競技の復帰時期・今後のパフォーマンスに大きく関わります。 もし、捻 挫をしてしまったらすぐにアイシングを行いその上で治療に来てください。 古い捻挫であっても長時間歩くと痛みが出る方やその後腰痛が出るようになってし まった方は、一度御相談下さい。
左から 複合電気治療 テーピング固定 超音波治療