椎間板ヘルニアの原因と治療方法
治療ブログ
足の付け根の痛み・・・股関節が原因かも
足の付け根の痛み・・・股関節が原因かも
股関節(こかんせつ)は上半身と下半身の継ぎ目。上半身の重さを支える股関節は負担が大きく傷みやすい関節です。中高年になると足の付根のあたりに痛みを感じる人が増えてきます。歩いたり座ったりすることにも支障が出て、日常動作がツライ方も多いのでは?これから股関節にかかわる説明をさせていただきますが、
股関節が痛く変形しているといわれた! 手術しかないないといわれたが何とかならないの?
今は薬で痛みを減らし、5-6年後手術しようといわれましたが、それまでこの痛みは我慢しなくてはいけないの?
そんな悩みの方は、先に上の文章をクリックしてみてください! その後にしたの文章を見るとよくわかります。
脚の付け根が痛い、違和感がある、脚を動かせる範囲が減った・・・。中高年の女性が抱える股関節の悩みの90%以上が、股関節が変形する「変形性股関節症」が原因です。「変形性股関節症」のほとんどは「臼蓋(きゅうがい)形成不全」が原因で発症します。股関節には、臼蓋という受け皿のような部分があり、太ももの骨の先端の骨頭が臼蓋に納まるように構成されています。この臼蓋の形状が小さすぎるなど不完全なために、股関節に痛みを生じるのが「臼蓋形成不全」です。「臼蓋形成不全」は臼蓋の形成が不完全なために、大腿骨側の軟骨に摩擦が生じて軟骨が磨り減ります。その結果、股関節が変形して炎症が起きてしまうのです。自分が「臼蓋形成不全」であることに気づかずに年齢を重ね、中高年になって痛みがでる場合が多いです。
加齢に伴って、あるいは体重が重いほど、関節に負担がかかって軟骨が減りやすくなります。日本人は先天性股関節脱臼や形成不全、あるいは外傷や炎症の結果引き起こされる二次性股関節症が断然多いのです。しかも、その原因の80%くらいが臼蓋形成不全だといわれています。 生まれつき「臼蓋形成不全」があると小さな子どもは股関節脱臼を起こしやすいので、日本では、生後4カ月の検診で股関節の状態を調べることになっています。形成不全をそのままにしていると、17~20歳くらいになって股関節の痛みや亜脱臼などの症状が出てきますから、そのときに骨切り術といって、股関節のすぐ上の骨盤を切って関節の可動性を広げる手術を行うこともあります。しかし、それほどひどい症状ではないまま年齢を重ねてきた結果、いよいよ関節の変形が強くなって、痛みが出てくるケースが多いと思います。
変形性股関節症は女性に多い病気です。 「先天性股関節脱臼」や「先天性臼蓋形成不全」が女の子に多いこと、女性は男性に比べ関節が緩く周囲の筋力も弱いこと、また女性は骨盤が横に広いので身体の中心線から股関節が遠くなるとより大きな力がかかること、などが関わっていると考えられています。 変形性股関節症は、進行に伴い徐々に跛行が目立ち、関節の動きが制限されるという特徴があります。痛みは人によって違いますが、主に足の付け根(鼠頸部)や膝に感じます。 下記のように、4段階の経過をたどって進行します。
①前股関節症
股関節の骨の形になんらかの異常はありますが、関節裂隙(関節のすき間)はあり、関節軟骨は正常です。
②初期股関節症
関節のすき間がわずかに狭くなり、関節軟骨に部分的な変性がみられ、骨硬化(レントゲン写真で白くみえる)もみられます。日常生活でも股関節の付け根に違和感や痛み等の症状が現れます。
③進行期股関節症
関節のすき間が明らかに狭くなり、関節軟骨は広範囲に変性・摩耗し、骨嚢胞(レントゲン写真では空洞にみえる)、骨棘形成(とげ様の骨ができる)がみられます。日常生活でも歩行時や階段の上り下り等で明らかな症状が現れます。
④末期股関節症
関節の隙間が全体に消失し、体重のかかる部分の骨はすり減って骨硬化像や骨棘形成も非常に顕著になり、全体に関節が変形してしまいます。末期になると歩行時や立っているだけでも鋭い痛みが出現し手術の適応となります。
新越谷整骨院グループでは筋肉だけでなく関節のスペシャリストです。変形性股関節症は筋肉の治療だけではけして良くはなりません。しっかり股関節の 状態と変形の進行具合を加味した治療をしなければいけません。変形してしまった股関節も治療をすることで関節の滑液が分泌され関節に栄養の供給とスムーズ な関節の動きを取り戻すことが出来ます。新越谷整骨院グループでは各関節の可動域を作るマニュピレーションやマリガンテクニックを用い股関節の可動性(動 く幅)を改善する治療を行います。可動域が改善してきたら無理のない範囲で股関節周辺の筋肉を鍛えることで関節の負担を軽減するとともに骨盤が安定するの で症状が楽になります。
股関節の痛みを和らげ笑顔になる生活を取り戻しましょう。