椎間板ヘルニアの原因と治療方法
治療ブログ
立っていると腰から足にかけて痛み つらい!この病気良くなるの?
立っていると腰から足にかけて痛み つらい!この病気良くなるの?
台所に立っていると腰が痛く、足にも痛みが出る
腰が痛いだけでなく、足もしびれる!
体が伸ばしにくく、伸ばすと下肢に痛みが走る
こんな症状であれば、すべり症を疑った方がいいですね!
すべり症とは、腰の関節に加齢による変性が起こることで、安定性が悪くなることで起こります。背骨は、前に出っ張っているアーチのようになっています。
すべり症は、変性することで土台が緩みこの傾斜に合わせて、前に背骨がわずかにずれることで起こります。関節が不安定であることで、特定の場所に物理的ストレスがかかり、腰の痛みや下肢の痛みが生じます。
すべり症の初期症状は腰痛で、腰を反ると痛みが増します。 慢性的な痛みや足のしびれや痛み、そして歩いているうちに強い痛みで歩けなくなってしまったり、しびれが強まったりします。
女性に多い病気で、閉経の頃(50~60歳くらい)にかけて多く発症します。このことから、女性ホルモンの影響や、女性ホルモンの減少による骨粗しょう症の進行によって、腰椎が変形しそれまで支えられていた骨が支えられなくなって、すべりが起こるリスクが高まります。
1.骨盤・腰椎周囲の筋肉を緩める
筋肉が硬くなると、血行が悪くなるので痛みを感じます。それと硬くなった筋肉が関節の動きを悪くすることでクッション性が低下し、関節にも痛みが出てきます。
骨盤に関係するお尻の筋肉、背骨の周りの筋肉、できれば腹筋やその奥にある大腰筋という筋肉をマッサージして、血行を良くし柔軟性を回復すると痛みはかなり楽になります!
2.股関節の柔軟性を上げる
股関節は、骨盤と連動しクッションの役目をする場所です。 クッションの悪い車に乗っていると下から突き上げるような衝撃を感じますよね! ここの柔軟性が低下すると腰に衝撃が加わるようになるので痛みやすくなります。
股関節の周りの筋肉のマッサージと関節を特殊な方法で動かすことで、クッション性は回復します。
3.関節の隙間を広げるようにする
すべり症は、腰の関節の隙間が減少することで痛みが起こります。これは筋肉が硬くなること、関節の柔軟性が低下することで起こります。ですからこれらの処置をした後に、関節の隙間を広げると原因の3つにアプローチできるので、かなり痛みが取れてきます。下の写真のように特殊なベットを用いて関節の隙間を広げるように治療すると効果が高いです
4.ナーマッスルの強化
インナーマッスルは、人間の体にとってコルセットの役目をする筋肉です。 その中でもドローインは、早い段階で取り入れると痛みが改善しやすいのでお勧めです。
腹筋 腹横筋 横隔膜 大腰筋などの筋肉がしっかりしていれば、腰痛の再発も防ぐことができますので、すこし痛みが落ち着いたら積極的にこの運動をすることをおすすします。
ドローインや簡単で効果の出るトレーニングは、腰痛を再発させないためのトレーニング を参考にしてください。
すべり症は、特別なものを除いて良くなる病気です。
ただ単に腰を揉んだり、牽引をするだけでは痛みは改善しませんが、原因を明確に診断し、その原因に合った処置をすれば良くなるものです。
普段からストレッチを行い、筋肉の疲労を少なくしておけば、この症状は出にくいものなので、
腰の痛みがスーと軽くなる7つのストレッチ を参考に生活に取り入れてみてください。