椎間板ヘルニアの原因と治療方法
治療ブログ
背中から脇にかけてズキズキ痛む
背中から脇にかけてズキズキ痛む
重いものを持ってから痛む、振り向いた時に痛む、特に何もしてないのに痛むなど様々な要因で起こるのが特徴の「肋間神経痛」についてお話致します。
人間には背骨(脊椎)と呼ばれる骨が首(頸椎)に7個、背中(胸椎)に12個、腰(腰椎)に5個あり計24個の骨で構成されています。その背骨(脊椎)の胸椎から肋骨(あばら骨)がついており、肋骨と肋骨の間を通る神経が肋間神経といいます。 肋骨に沿って痛みが起こることをいいます。肋骨の間を通る神経に何らかの原因で刺激され痛みが脇腹や背中、背骨周辺に鋭く刺すような痛みが生じます
背中、脇腹に深呼吸をすると痛む、身体を曲げたり捻じったり動かした時に痛む、咳をすると痛い、肋骨を押すとピンポイントに痛いなど様々な症状がありますが特徴として急性期はズキズキするような痛みを生じることもあり、肋骨に負担がかかるような動作をした時に痛みが生じます。帯状疱疹の場合と急性期の肋間神経痛の場合は症状が似ておりますのでご注意ください
考えられる原因として一番多いのが、不自然な姿勢をとった時、また運動不足や疲労によって神経が骨や筋肉にはさまれて(絞めつけられて)神経痛を生じます。多くの場合は姿勢の不良により背骨・肋骨にズレが生じ肋間神経を刺激され起こります。また、帯状疱疹ウイルスが原因で痛みを生じることもありますが、遅くても2~3週間で発疹が出現してきます。通常であればウイルスに感染すると疱疹が現れますが、稀に現れない場合もあります。通常の肋間神経痛とは著しく異なり、痛みが非常に激しく、安静時でも「チクチク」と痛むのが特徴となります。このような場合は、血液の検査をしないと正しい診断はつきませんが、痛みが非常に激しいことと、2~3週間ぐらいで痛みが減少するのが特徴です。中年女性の場合は、骨粗しょう症のため、せきや弱い外力で骨折が生じる可能性があります。この場合は、姿勢の変化で痛みが増強し、呼吸や物を持ち上げるときに痛むのが特徴です。亀裂がわずかの場合は、レントゲンでもわかりづらいことがあります。また、MRIやCTでも肋骨のわずかな亀裂は診断しにくいのです。胸椎の圧迫骨折やがんの転移でも肋間神経痛が起こります。しかし、これは椎体(背骨)に変形がありますので、レントゲンやCTで診断できます。また、がんの転移では、しばしば臥床できない、すなわち夜間、横になれず座ったままでしか眠れないこともあります。
病院では、消炎鎮痛薬や湿布を用いて経過をまず観察します。外傷による場合は、胸郭(胸の周囲)を固定するため、幅広いベルトで肋骨を固定します。強い肋間神経痛で長引くようであれば、神経ブロックが有効です。通常は、局所麻酔薬を使用して行います。肋骨のすぐ下を走る肋間神経に針を刺し、局所麻酔薬を注入します。 神経の炎症があると思われる場合は、ステロイドと局所麻酔薬を混ぜて注入します。
当院では帯状疱疹なのか、肋間神経痛なのか、骨折なのかを細かく問診し、各種徒手検査、スクリーニング検査等を用いて悪いところをはっきりさせ施術を行います。急性期で痛みが強い場合は特殊複合電気療法や超音波療法など行い早期の除痛をしていきます。 一番の原因は姿勢不良により引きおこる背骨、肋骨のズレです。背骨と肋骨のつなぎ目、肩甲骨の位置や筋肉のアンバランスにより普段からの体の使い方に間違えが生じ発生します。一番多い背骨のズレ、歪みから起こる肋間神経痛は背骨から肋骨に沿って肋骨の間を通る神経を背骨や肋骨、肩甲骨を取り囲む筋肉などが何らかの原因で緊張しズレを生じさせ圧迫しているので背骨と、背骨と肋骨とのつなぎ目のズレを矯正することが大切になります。当院では様々な治療法のひとつとして今回はトムソンテクニックという特殊ベッドを使った背骨、肋骨などへの治療法を紹介させていただきます。トムソンベッドとはベッドの台が少し持ちあがり、少しの圧迫をズレを修正する方向に加えることで「ガタンッ」とベッドの台が下がります。そのベッドが下がった瞬間に慣性の法則が働きズレが矯正されます。ベッドが下がる時「ガタンッ」と少し音がしますが、全く痛くなく安全に矯正されます。このトムソンベッドは高齢者の方でも安全に受けられるのでご安心下さい。施術を受けた感覚としては「あれ、もう終わったの?」と良く患者さんはおっしゃられます。それぐらいソフトにかつ安全にズレを矯正されます。 そして、全体的な体の歪みを整えていくことで再発防止にもなりますので運動療法で弱くなってしまっていたり、左右のバランスが悪くなっている筋肉へのトレーニングなども行っていきます。当院では肋間神経痛の症状をとることはもちろんですが、筋肉、骨、神経と各体の構造を考え再発をしないまでの施術を行っております。